田んぼに魔法をかけてみた
三十一年間、農薬、化学肥料、外部らの有機肥料も入れないで 生き物と一緒に作ってきたお米です。肥料で味付けされたものではなく お米本来の味がします。
ボクの田んぼは、居心地がいいらしい。
トンボやバッタが元気に遊んでる。
水中ではメダカやドジョウ、カエルもにぎやか。
空からは鳥が、草を分けて蛇も。
やがて生命を田んぼに捧げ、
それを微生物がつないで土を豊かにしてくれる。
僕も田んぼに負けじと稲ワラやもみ殻、ヌカ、刈り取った草を、
最適なタイミングで贈って土の栄養を育む。
農薬、化学肥料、外部からの有機肥料も入れない
田んぼの個性を活かし
自然なおいしさを育むお米作り。
その仕上げは、食卓の皆さん。
食べてもらって、自然の生態系が完結します。
それが僕の米作りです。
多くの人たちに共感してもらい、
食べていただかなければ、このシナリオは成り立ちません。
農家だけでは、メダカ一匹、守ることができないのです。